引用元: ・大学2回中退したワイの10年間
親の転勤の都合でアメリカの高校からそのまま現地の州立大に合格。
成績優秀者としてなんと学費免除!
ここが人生で一番輝いていた時。
感動した!
アメリカの大学難しすぎてワロタ。
全然授業についていけなくて、2学期連続GPA2を下回ったせいで強制休学。
親の視線が痛くてバイトに明け暮れる日々。
失敗したのはアメリカのせいや!と決めつけ、親の反対を押し切って単身帰国。
一人暮らし宅浪生という名のニート生活を送った二十歳の日々。
帰国子女枠は年齢的に使えなかったので、国語、英語、日本史の三教科受験で偏差値50くらいの私立大に受かる。
>>8
アメリカ時代コミュ障すごすぎてYES/NOだけで乗り切ってたから、英会話中学レベル止まり。
レストランでバイトしてたけど、ジェスチャーと笑顔だけで乗り越えた。
読み書きリスニングはできるけど、文法はフィーリングで覚えたから、講師は無理なんや。
なお、日本語通じる喜びに感動して、帰国したらコミュ障治った。
あ、設定ぼろった
と思いきや、受験から解放された快感で大学サボりまくり。
月に2、3回くらいしか学校に行ってなかった、マジで。
前期単位マジで4とかだったと思う。
後期も全く大学行かなくて、ワイマジで大学向かないんだって悟って、社会人になる決意。
>レストランでバイトしてたけど、ジェスチャーと笑顔だけで乗り越えた。
これは絶対にない
レストランのカウンターでジュースを注ぐだけの役だったんや。
だからanythong for you to drink?だけはめっちゃ発音良い。
ワイ氏(22) 就活編
親に大学もう一回中退するって言ったら殺されるから、
取り合えず先に仕事決めようと思い、大学2年生になる直前の3月から就活開始。
英語(TOEIC860点 TOEFL90点くらい)と中国語(高校の時に趣味でHSK6級取った)あるし
余裕やろと思ったら書類落ちまくり。
多分50社くらいかたっぱしから受けたけど、面接できたのは10社で二次面接進められたの1社でそれも落ちた。
中国語ペラペラレベルやぞあれ
そうだよ、ネイティブレベル
アメリカで中国人の友達作りまくって、英語翻訳してもらってた。
それも後で出て来る。
中国行って就職しないん?
英語よりそっちのが凄いやん
5級あれば中国の大学院入れるレベルやしな
普通にやっていけるのは四級とかまでだわ
ごめんタイプミスw
ワイ氏(22) 内定獲得社会人デビュー
それでも大学卒業できる気がしないから、片っ端から履歴書を送り面接に向かう日々。
そしたら、なんと奇跡的に1社だけ内定が出た。
ゲーム業界の下請け会社で職種はカスタマーサポート、契約社員だけど月給24万。
採用した理由は、元が英語ゲームだから、英語力を活かせられるかもとのこと。
正社員がよかったけど、もう就活続ける気力がなかったし、承諾した。
その時は4月中旬で入社は5月。
親にも中退したことを報告し、ダラダラしてたらあっという間に入社1週間前になった。
そんな時、会社から電話がかかってくる。
なんとメルサポの案件が消失したから、月給16万シフト制の仕事なら雇うけどどう?と。
目の前真っ暗になったけど、ここから這い上がればと思って、了承した。
ワイ氏(22) 月給16万円契約社員生活
仕事はゲームのサーバー監視、と言っても1時間ごととかに決まった操作をして、
ゲームが正常に作動するかどうか確認するだけのお仕事。
シフト制で朝7時~午後4時まで勤務した。
一応祝日あるとちゃんとシフトでも3日間休めるように組んでくれたり、
残業代は1分から出たりと、給料がクソ安い以外はホワイトだった。
でも会社の底辺部署なのはヒシヒシ感じられたので、とにかく異動したくてたまらなった。
ワイの友人も成績良くて語学も堪能だったけど色々あって中退しちまった
サーバー監視から半年後、メルサポの案件が再び復活したとのことで、声がかかる。
でも給料はなぜか2万しか上がらなかった。
それでもシフト制から土日祝休み、10時~19時勤務になれただけで一歩前進出来た気がした。
そしてこのメルサポチームで約2年間働くことになる。
ワイ氏(24) 月給20→25万円契約社員生活
気ままなメルサポ生活を続けていたワイは、ある日突然偉い人に呼び出される。
ビクビクしながら会議室に行くと偉い人が
「ワイさんって中国語できるんだっけ?」と。
使わなさ過ぎて忘れていたんだが、そうだったワイ中国語できたんだった。
話を聞くと中国にゲームをリリースしている取引先が、中国の開発と日本側を取り持ってる人を探しているとのこと。
そして相手の要求としては日本語が母国語かつ中国語が堪能なこと。
そんなやつ、会社じゃワイさんしかいないから出向してほしいんだと。
とりあえずやった事ないことは全てやるというスタンスだったので、二つ返事で了承。
出向が決まり諸々手当てがついて月給25万に。
ワイ氏(25) 天職と出会った7月
前々から出向先が仕事をくれないことを相談していたため、
上司はワイが時間を持て余していることを知っていた。
そしてマジでクズなことに、出向先ではない仕事をやらないかと言われる。
中国語のアニメに日本語字幕を付ける仕事だった。
面白そうじゃん、ちょうどヒマしてるし受けるわとまた何も考えず仕事を受けたワイ。
そしたら本当は字幕作成ソフトを使わないといけないけど、そんなお金はないから
ストップウォッチで字幕表示する時間測ってねとまさかの後出し。
プライドだけ無駄に高いワイが、一度引き受けた仕事を断るはずもなく、
ストップウォッチで地道に時間を測り、その時間に合わせて文字数に納まるように翻訳する日々が始まった。
アニメは20分1話で全部で16話。
その作業がマジで楽しかった。
楽しすぎて退勤切って勝手に徹夜で作業したりしていた。
そして16話分提出した時に思った。
翻訳を本業にしようって。
ワイ氏(25) 転職活動開始した7月終わり
その時はちょうど中華ゲーの勢いがマシて来た頃だった。
求人を探したら早速ゲーム翻訳を正社員で募集しているゲーム会社が!
しかもなかなか売れてるし、なんかもうすぐ新作もリリースするらしい!
ここにするか!と履歴書を送る。
結構有名な所だったが、ワイはプレイするゲームジャンルが偏りすぎていたせいと、
仕事の担当タイトルばっかやってたせいで、全然知らなかった。
とりあえずゲーム業界経験者と、日本語母国語でありながら中国語めちゃ上手いですボク!ってことを
アピールしまくった。
その後、メールで書類選考通過の知らせと共に翻訳テストが送られてくる。
そのテストに合格して初めて面接に進められるらしい。
翻訳テストの内容はキャラのセリフとか、アイテム名/説明、スキル説明とかそんな感じ。
テストを終わらせメールで提出した4日後くらいに合格通知と一次面接への案内が来る。
そのまま一次、二次、役員面接と進んで、ついに内定をもらった。
月給は相変わらず25万だったけど、ボーナスが100万以上出るのと、正社員だからこれでまたステップアップだと喜んだ。
ワイ氏(25) 月給25万正社員になった秋
9月に新しい会社に入社したワイ。
聞いた話によれば、翻訳テストは最高の成績で通過したらしく、かなり期待されていた。
ドキドキの入社日。
と思ったら社長がいきなり社内で大声で怒鳴り、なんか物を投げていた。
話を聞くと社員の一人がPCを返却しないままバックレたらしい。
急遽全員会議室に集められ、そいつの行先を尋問すると決めた社長。
オフィスに一人残されてポカーンなワイ。
嫌な予感がした。
ワイ氏(25) 失業した冬
新しい会社は一言で言えばクソブラックだった。
ゲームはめちゃくちゃ面白かったし、ビッグタイトルだったから翻訳した内容が
絶賛されたりけなされたりとユーザーからリアクションもらえるし、
シナリオ部分を任されると自分の書いた内容(校正にある程度手直しはさせるが)を
声優さんが声をあててくれるので、やりがいはすごかった。
何よりも、ワイは翻訳が好きだったし天職だと確信していた。
だけどブラックすぎた。
機嫌が悪いと社員に八つ当たりする社長。
ヒドイと帰宅後も無意味に呼び戻される。
昼夜問わず週末も「これ対応お願い」とメッセージを送って来る上司(すぐに対応しないと社長にチクる)
そしてヤバい業務量。
金曜日に社長の気まぐれで休日出勤(ひどいと土日どちらも)が決まることもしばしば。
前職が給料以外ホワイト過ぎたのもあって、ワイは入社3ヶ月にして限界を迎えていた。